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イギリスの国旗 

イギリスのすべての国旗を知っていますか?


この国旗は世界でよく知られている国旗です。そして名前は「The Union Jack(ユニオンジャック)」として多くの人に知られていますが、実は正式な名称ではありません。本当の名前は「The Union Flag(ユニオンフラッグ)」です。船で国旗を使う場合は「Jack(ジャック)」と呼ぶため、船ではユニオンジャックと言います。しかし船以外で使う場合(建物、店等)には、ユニオンフラッグと言います。

イギリス人もこの呼び方をよく知らないため、ほとんどの人が「ユニオンジャック」と呼んでいるようです。

この国旗が表すことは、連合王国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)です。この国旗を「イングランド」の国旗だと勘違いしている人がいますが、4カ国にそれぞれの国旗があるのでご紹介していきます。

St George’s Cross (England)

セイント・ジョージズ・クロス(イングランド)

これはイングランドの国旗です。12世紀後半の第3回十字軍の間、イングランド王であるリチャード1世がイタリアのジェノヴァにいた際にこの国旗が採用されたと考えられていますが、定かではありません。13世紀後半頃、イングランドの兵士達はこの国旗をモチーフとした盾を使用していました。

セイント・ジョージズ・クロスは世界最古の国旗の1つですが、当初は軍事旗だけに使われていました。16世紀には海軍の軍艦旗としても使用されるようになり、その後間もなくしてイングランドの国旗になりました。

イングランドでセイント・ジョージズ・クロスは、ユニオンフラッグほど一般的には使われていません。しかし聖ジョージの日(4月23日)には、パブや役所などの多くの場所でこの国旗を目にするでしょう。この国旗はサッカーW杯の開催期間中、イングランドを応援するためによく使われています。

また、この国旗を使用するのはイングランドだけではなく、ジョージアという国でも使われています。

St Andrew’s Cross / The Saltire (Scotland)

セイント・アンドリューズ・クロス/ザ・ソルティア(スコットランド)

これはスコットランドの国旗です。たまに人は「ザ・ソルティア」と呼び、14世紀から使われています。時々スカイブルーを使いますが、正式な色は紺青です。

スコットランドの旗のデザインは聖アンドリューが張り付けにされたX字型の十字架にインスピレーションを受けたと言われています。

スコットランドの国旗は世界で最も古くから使用されている国旗であると主張されていますが、この件については今でも議論が続いているようです。

セイント・アンドリューズ・クロスは多くのスコットランド人が誇らしげに使用します。またスコットランドの政府も、官庁施設などの場所ではユニオンフラッグの代わりにこの国旗を使いたいと強く感じているようです。

Y Ddraig Goch / The Red Dragon (Wales)

(ウェールズ語) ア・ズライグ・ゴーッホ(ウェールズ)
(英語) ザ・レッド・ドラゴン

この国旗は、1959年から使われており、わりと新しいものです。レッドドラゴンはウェールズの昔話から来ています。

この旗は約60年前からウェールズの国旗として使用されていますが、このデザインは15世紀後半からであると言われています。1485年にヘンリー・チューダーはボスワースの戦いの間、赤いドラゴンの旗を軍事旗として使用しており、これは彼の先祖がウェールズ人であったと言われていたからだそうです。そしてこの戦いに勝利した後、ヘンリー・チューダーはイングランド王(ヘンリー7世)となり、その後間もなくして白色と緑色のデザインが旗に追加されました。

イギリスが連合王国になった頃、ウェールズには国旗がありませんでした。そのため、ユニオンジャックのデザインにはウェールズの国旗が表現されていません。

ウェールズ人は自国の国旗に誇りを持っているようです。

St Patrick’s Cross / St. Patrick’s Saltire (Northern Ireland)

セイント・パトリックス・クロス/セイント・パトリックス・ソルティア(北アイルランド)

この国旗は初期のアイルランドの国旗です。

1922年、南アイルランド(アイルランド共和国)はイギリスから独立し、そして北アイルランドはイギリスに残りました。後に、アイルランド共和国は自国の新しい国旗を作ったのです。

セイント・パトリックス・クロスは北アイルランドの国旗として公式ではないですが、今も使われています。

The Ulster Banner (Northern Ireland)

アルスター・バナー (北アイルランド)

セイント・パトリックス・クロスともう一つ、北アイルランド人の多くが使用する‟アルスター・バナー”と呼ばれる別の国旗が存在します。アルスター・バナーは1953〜1972年の間、北アイルランドの公式国旗として使われていました。しかし1972年に北アイルランド議会が廃止されたため、それ以降は公式な国旗として使われなくなりました。その代わりにユニオンフラッグが公式国旗として使われるようになります。しかし多くの北アイルランド人にとっては、‟アルスター・バナー”が最もふさわしい国旗であると感じているようです。

ユニオンフラッグのデザインの説明

初期のユニオンフラッグは1606年にキング・ジェームス6世によって作られました。

1707年、イングランドとスコットランドの議会は1つに合併し、これがグレートブリテン王国の始まりとなりました。この時、ウェールズは公国だったのでユニオンフラッグのデザインには入っていませんでした。

1801年、アイルランドがイギリス連合王国に加わったことにより、ユニオンフラッグのデザインが少し変化したのです。

 

皆さんもお気づきだと思いますが、ユニオンフラッグで、北アイルランドの赤の対角線は対照的ではありませんが、これは間違いではありません。

下の画像は、ユニオンフラッグの正しい向きを示しています。

間違った向きで使う場合の意味は、何か災害がある時に助けを求めるサインになってしまいます。昔、イギリス海軍の船が壊れたり沈みそうな場合など、何か問題が起こった際に使われていました。

最近ではユニオンフラッグはインテリアやファッションのデザインとしてとても人気になっています。イギリスでは多くの人がこの国旗を好み、ユニオンフラッグにポジティブなイメージを持っているのです。

もしこの内容を楽しんでいただけたら、併せてこちらの記事もご覧ください。ここではイギリス人以外の人にはあまり知られていない、他のイギリス国旗について紹介しています。

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