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イギリス紳士

「ジェントルマン文化」の由来と現在

スーツはジェントルマンの象徴です

世界中の多くの人々がイギリスに紳士(英語:Gentleman)のイメージを持っています。この型にはまった考え方は正しいのか、そしてまだイギリスには紳士がいるのでしょうか?

では早速見ていきましょう。

イギリスのジェントルマン文化の由来

紳士文化は西暦1100〜1200年頃、中世前に遡ります。ヨーロッパの多くの騎士や領主は「騎士道」の文化を信じており、この文化は日本の武士道に似ていました。

その考えとは、男性同士が名誉をもって戦い合っていたということです。ある騎士には馬があって他の騎士には馬がない場合、これは不公平となります。そのため、どんな騎士でも戦の際には馬を降りて相手と対等に戦っていたのです。

紳士の由来は騎士道の文化から

騎士道の文化は何世紀にも渡って少しずつ変化していきました。

ナポレオン時代(1799-1815)で、2人の男性が決闘をする文化は続いていましたが、騎士道は新しい意味を持ち始めました。

そして戦闘だけでなく日常的な行動を通じて栄誉を授けられるようになり、男性は他人とのやりとりを通じて、尊敬、優しさ、規律、栄誉を示すようになります。

レディースファースト

ナポレオン時代、紳士の文化はとても真面目に受け止められました。権威の地位を握ったすべての男性は、紳士の才能を示すことが期待されていたのです。

女性が部屋に入ると、テーブルの前で座っているすべての男性は敬意を表すように椅子から立ち上がります。また男性は、女性と一緒に歩く際は左腕で女性をエスコートすることもよくあります。

中世時代(1300-1500)信じられないような話ですが、人々は窓から排泄を道端に捨てていたため、一緒に外を歩くことによって男性は不快な事から女性を守ることができたのです。

そして数年後のナポレオン時代も、このエスコートする文化は続いており、男性は道の外側を歩くことによって馬や馬車の危険から女性を守ることができました。

ビクトリア時代のジェントルマン

最もよく知られている紳士の行動は、女性のためにドアを開けることです。男性はエスコートした女性のためにドアを開け、自分より先に女性を中へ入れます。これはおそらく最も長く続けられた生活習慣であり、若い頃からイギリスでは両親にこのマナーを教えられている人もいます。

紳士の時代

紳士文化は19世紀の後半では当たり前でした。その中の多くはイギリス人男性であり、このような生活は強くて尊敬できる社会を作り出すために必要不可欠だと考えていました。

ビクトリア時代(1837-1901)では、英国紳士であることはイギリスが志すものでした。

多くの紳士は正装し、通常は帽子を被り、モーニングスーツを着ます。このような男性は豊かな家庭の人達でした。

しかし紳士になるには、スーツや帽子などの服飾類が一番必要なものではなく、最も重要なのは彼らの性格や態度、価値観だったのです。

紳士は女性に優しいだけでなく、全ての人に敬意と優しさを表していました。

今、ジェントルマンはどこにいる?

20世紀で、多くの社会的変化が起こりました。ビクトリア時代の社会と共に、伝統的な紳士の姿も変わり始めました。以前一般的であった、帽子を被った紳士の多くが姿を消し、昔の習慣はなくなりました。

しかし紳士文化は完全には消えていません。現代のイギリス人男性が帽子を被り、モーニングスーツを着ることはほとんどありませんが、まだまだ多くの紳士がいます。

女性のためにドアを開けることは、まだ大事な習慣であると考えられています。男性は外食時に食事代を払うことを好み、女性をエスコートしながら道の外側を歩く男性もいます。

当たり前ですが、「~してください、ありがとう」の言葉はやはり重要だと考えられています。現代のイギリス人男性は、古典的な紳士のようには見えないかもしれませんが、彼らはまだ昔のジェントルマンの習慣を続けようと努力しているのです。

紳士を見分ける方法

デートをする時、一般的な紳士は時間通りに来るか、遅くなる場合は連絡をして謝るなどします。そして女性のために車のドアを開けたり、会話中には敬意を示したり注意を払うように努めます。ほとんどのイギリス人は、初めてのデートでは男性が食事代を支払うべきであると考えています。

現代の紳士は、すべての人に対して尊敬と優しさの気持ちを忘れていません。

そしてもう一つの見分け方は、彼らは争いを避けようとしていることです。可能ならば争いをするのではなく、会話を通じて別の方法を探します。しかし、紳士は時と場合により他の人々のために立ち上がることを恐れないのです。

「Chivalry is not dead」という有名な表現があります。訳すと「紳士道は健在」という意味でしょうか。現代もまだこの言葉を信じていたいですね。

 

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