間違えやすい英語⑱
私は数年間、日本人に英語を教えています。これまでの授業の中で、たくさんの生徒が間違えた英語を使っていることに気づきました。このシリーズでは、いくつかの間違えやすい英語を紹介し、正しい使い方の英語を皆さんと学んでいきたい思っています。私はイギリス出身なので普段はイギリス英語を使用していますが、ここでの英語はアメリカやオーストラリアなどのすべての英語に該当します。
“Such Expensive”
英語を勉強している人にとって「so」と「such」の使い分けが難しく感じることがあると思います。この2つには共に「very」という意味があり、どちらを使ったらいいのか迷ったことがあるかもしれません。そしてよく聞く間違いが、”such expensive”という表現です。
Such
名詞の前には”such”を使うことができます:
He’s such a genius.
They’re such idiots.
“such”は名詞句の前にも使われます:
It’s such a nice place.
So
形容詞と副詞の前には‟so”を使います:
She’s so kind.
It happened so suddenly.
“So”は、”many”、”much”、”few”、”little”の前にも使われます。
“so”と”such”の使い分けを覚える簡単な方法として、文の中に名詞句が存在する場合には”such”を使い、形容詞や副詞だけが存在する場合は”so”を使います。
例文
× It’s such expensive
○ It’s so expensive
× It was so expensive ticket.
○ It was such an expensive ticket.
× They were so nice people.
○ They were such nice people.