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英語の歴史 4「中英語」

時代と共に英語はどのように変わっていったのでしょう?

Middle English

中(期)英語(Middle English)とは1066〜1500年の間で使われていた英語のことを言います。

1066年、北フランスのノルマン人はヘイスティングスの戦いでイングランドを倒しました(詳細はこちらをご覧ください)。これはノルマンのリーダーでもあったウィリアムがイングランドの新しい王になったことを意味します。また、‟Norman(ノルマン)”という言葉は11世紀にフランスのノルマンディーから来た人々と、その言語を示しています。

ウィリアム1世

2つの言語

ウィリアム王と彼の貴族は英語を話すことができず、イングランド人はフランス語を話せませんでした。これは支配階級(ノルマン人)が人々と異なる言葉を話していたことになります。イングランド人はフランス語を学んでいたのではなく、多くのフランス語が英語に加わっていたのです。例えば、”Government, council, mayor, parliament, duke, sir” などがそうです。

2つの言語を持つことで、同じ物に対して2つの用語が存在してしまうという状況が起こりました。イギリスの農家では家畜の動物たちのことを「Cow, sheep, pig」と呼んでいましたが、これらの動物を食糧としていたフランスの貴族達は「Beef, mutton, pork」と呼んでいました。

貴族は英語を下品な言葉だと感じており、国民と同じ言語を話す必要はないと英語に興味を持つことはありませんでした。
ラテン語はこの時代の間、教会で使われ続けており、司教や司祭達はすべてのラテン語を読んで理解することができていました。

アングロノルマン

王と女王達はフランス語を使い続けていましたが、フランスで使用されていたフランス語とは異なっていました。イングランドの貴族が使用していたフランス語は‟アングロノルマン語”として知られていましたが、この言語は非常に長い期間王室の公用語だったのです。

最終的に13世紀の初め、ウィリアムの子孫であったイングランド王のジョンがフランスと争いました。彼は1204年に北フランスでノルマンディーの領土を失ってしまい、イングランドが完全にフランスから切り離されたことを意味します。イングランドはフランスとフランス宮廷から完全に離れたことにより、イングランドの独自性は次第に強くなっていきます。時間と共に支配階級の統治者(ノルマン人)は、イングランドと英語の影響をだんだんと受けるようになります。最終的には1300年代半ばまでに、ヘンリー4世は自然と英語を話せるようになりました。

ノルマンの英語への影響

ノルマン語は英語に大きな影響を与えました。ノルマン語の約1万の言葉が英語に加わり、私達は今でもその言葉を使っています。読み書きの能力は12世紀と13世紀でさらに増し、英語は次第に強力な言語となりフランス語に匹敵するほどになっていました。

英語の中で、アングロサクソン語やノルマン語が由来となっている単語を特定するのは簡単です。一般的に短い単語はアングロサクソン語(例:House)、スペルの長い単語はノルマン語(例:Authority)です。

次回は、15世紀と16世紀に中(期)英語がどのように変わっていったのかを見ていきましょう。

 

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