EIKOKU GO

Everything British

EIKOKU GO

Everything British

英語の歴史 3 「古英語」


6世紀の終わり頃、ほとんどのイングランド人が「古英語」という共通の言語を話しており、アングロサクソンの文化はイングランド全土に広がっていきました。 ‟Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday”これらの曜日の語源はアングロサクソンの神々の名前から来ています。

 

6世紀最後の年、キリスト教徒はイングランドに戻ってきました。ヨーロッパ大陸から多くの宣教師がイングランドへやって来て、西暦600年からキリスト教徒が広がり始めます。ラテン語は主に宣教師や神父によって使われていましたが、国民はラテン語をよく理解していなかったのか、使うことはありませんでした。しかし、いくつかのラテン語は古英語に加わっています。「Apostle, Candle, Clerk, Minister, School 」など。

ほとんどの新しいラテン語の単語が、キリスト教徒と教会だけに関係するものでした。

新しい文字

8世紀から新しい文字(アルファベット)のシステムが導入され、それは現代英語のものとよく似ていました。この文字は‟The Old English Latin Alphabet”と呼ばれており、24文字から成っています。そのうちの20文字はラテン語の文字がそのまま使われており、2文字はラテン文字に修正され、残りの2文字はルーン文字(※Chapter2で説明してます)から来ているアルファベットです。

ノルド語

9世紀にバイキングはイングランドを侵略し、北イングランドの広い地域を支配しました(バイキングの詳細についてはこちらをご覧ください)。彼らはアングロサクソン人とは全く異なる‟古ノルド語”(バイキングの言語)と呼ばれる言語を話していました。この間にバイキングは多くの修道院や教育施設などを破壊し、これは英語教育が消滅してしまったことを意味します。 9世紀の終わりには英語はなくなり、代わりにノルド語が話されるようになります。

しかしウェセックス王国(イングランド南部)からきたアルフレッド(アングロサクソンの王)は再びバイキングと戦い、勝利します。アルフレッド王はキリスト教徒の熱心な信者であり、多くの修道院を再建すべきであると命じました。彼の夢はイングランド王国を創ることであり、そして人々が英語を学ぶべきであると考えていました。その後多くの文学作品が創られ、イングランド人の歴史本も書かれるようになりました。これは英語が以前に比べてよく使われるようになったことを意味します。

ノルド語はイングランドで長期に渡り使われていました。ノルド語の約2000個の言葉が英語に加わり「Anger, Awe, Cake, Egg, Law, Scarf 」など、現在皆さんがよく耳にするたくさんの単語があります。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a2/Old_norse%2C_ca_900.PNG

10世紀、赤とオレンジの地域ではノルド語、黄色の地域では古英語が話されていた。

古英語が標準語となる

10世紀からアングロサクソンのルーン文字の使用をやめ、その後は古英語のラテン文字のみが使用されるようになりました。そして英語はすぐにまた変化していきます。次回はその “中英語”について見ていきましょう。

 

 

Image Credit: Old Norse, ca 900 by Wiglaf, based on Europe plain rivers.png by Dbachmann. [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)], via Wikimedia Commons