英語を勉強している人にとって「Come」と「Go」を正しく使い分けることはとても難しい場合があります。特に日本人にとって、これらの言葉の使い方が日本語とは異なるので困惑するかもしれません。そこでこの記事では、この2つの単語の正しい使い方を簡単に覚えられるよう説明したいと思います。
例文はすべてAさんとBさんの2人の会話になります。
では早速「Come」から見ていきましょう。
1. (Come)
AさんとBさんが会話をしている場所にいる場合。2人はオフィスで仕事をしていると仮定します。
A: Will you come to the office on Monday?
月曜日はオフィスに来ますか?
B: Yes, I’ll come to the office at 9.
はい、9時に行く予定です。
2. (Come)
Aさんが話している場所にBさんはいませんが、後にAさんのところへ向かう予定です。
A: Are you coming to the party?
パーティーに向かってる?
B: Yes, I’m coming now!
うん、今向かってるよ!
3. (Come)
Aさんは話している場所に今はいませんが、そこへ行く予定がある場合。
A: Are you coming to the event on Friday?
金曜日のイベントには行きますか?
B: Yes, I’m coming. / No, I’m not coming.
はい、行きます。/ いいえ、行きません。
では次に「Go」の使い方を見ていきましょう。
1. (Go)
AさんとBさんが話している場所にいなくて、2人共そこへ行く予定がない場合。
A: Are you going to the cinema with Sarah on Tuesday?
火曜日にサラと映画に行くの?
B: No, I’m not going.
ううん、行かないよ。
2. (Go)
AさんとBさんは話している場所にはいませんが、AさんはBさんが行く予定であることを知っている場合。2人は日本にいると仮定します。
A: Are you going to Germany in August?
8月にドイツに行く予定ですか?
B: No, I’m going in September.
いいえ、9月に行くつもりです。
3. (Go)
Aさんは話している場所へ行くことを考えていますが、まだ決めていないのでBさんが行くか確認したい場合。
A: Are you going to Mick’s concert?
ミックのコンサートにはいく予定ですか?
B: I haven’t decided. Are you going?
まだ決めてないよ。あなたは行くの?
要するに、話し手が「Come」を使う場合、その時話している場所にいるか、またはその場所に行くつもりであることが分かります。ただしもっと複雑な状況もいくつかあります。
(Come/Go)
Aさんは話している場所に行くつもりで、Bさんは行けるかどうか分からない場合、ほとんどのネイティブ(Bさんの場合)が「Go」を使います。
A: Can you come on Saturday?
土曜日は行けそうですか?
B: I don’t think I can go.
行けそうにありません。
ですが中には「Come」を使う人もいるでしょう。
A: Can you come on Saturday?
土曜日は行けそうですか?
B: I don’t think I can come.
行けそうにありません。
私の経験上、ネイティブ自身もどちらを使うべきなのか分からない場合があるので、あまり深く心配する必要はありません。