英語は世界中の多くの国々で話されています。その中でも大きく2つに分けて、イギリス英語またはアメリカ英語を学んでいる傾向があります。今日は英語を母国語とする主な国々を見ていきましょう。
英語を母国語とする国
このような国は世界中でたくさんありますが、今日は主要な国々を紹介します。
イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド。中でも主に英語は、イギリス英語(BrE)とアメリカ英語(AmE)の2つに分けられます。
どの国がどんな英語を使っているのか?
下記の6ヶ国を2つのグループに分けることができます。
イギリス英語 → イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ
アメリカ英語 → アメリカ、カナダ
しかしこれらは一般的な分け方なので、各国々で詳しく見ていきましょう。
イギリス(BrE)
英語を話す人口・・・97.74%(第一言語では92.14%)
イングランドは英語が発祥の地です。イギリスの人々は、イギリスで“British English”という表現を使って英語を話すことはまずありません。イギリス人は単に“English”と言います。イングランドでは北部と南部で2つのタイプの英語があります。そしてイギリス英語とは、イギリスのすべての国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)が話す一般的なタイプの英語のことを言います。
アイルランド(BrE)/ (HE)
英語を話す人口・・・98.37%(第一言語では93.21%)
時々“Hiberno-English”というフレーズが使用されることがあります。 “Hiberno-English”とは、アイルランドと北アイルランドで話されている英語のことを言い、基本的にはイギリス英語とほぼ同じです。
アメリカ(AmE)
英語を話す人口・・・95.5%(第一言語では79.0%)
アメリカではアメリカ英語を使います。歴史的な理由から、アメリカの言語は元のイングランドの英語からかなり大きく変化しています。スペルと発音が大きく異なる場合もあり、最も有名な例で言うと“Alumninium”(BrE)です。これをアメリカ英語では“Aluminum”と言います。この他にも「Colour(BrE)とColor(AmE)」、「Centre(BrE)とCenter(AmE)」などが挙げられます。
カナダ(CE)
英語を話す人口・・・85.6%(第一言語では56.94%)
カナダでは、イギリス英語とアメリカ英語の両方を使うスタイルの国です。文体はイギリス式ですが、発音はアメリカ英語に準じています。近年カナダでは、アメリカのスペルが頻繁に使用されています。これは主に、カナダとアメリカの関係が親密になってきているからだと言えるでしょう。
オーストラリア(AuE)
英語を話す人口・・・97%(第一言語では70.17%)
オーストラリアでは、ほとんどのスペルがイギリス式で、単語もほぼ同じです。発音はかなり異なりますが、オーストラリア英語にはイギリスにはない独自の言葉やフレーズが数多くあります。よって、オーストラリア英語は独自の英語に変わりつつあります。多くのネイティブスピーカーは将来、世界で主要になる英語は“イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語”の3つであると考えています。
ニュージーランド(NZE)
英語を話す人口・・・97.82%(第一言語では85.93%)
オーストラリアと同様ニュージーランドでは、イギリス英語のスペルと単語が使われています。また、ニュージーランドではイギリスにはないユニークな言葉と表現があります。発音はオーストラリア英語と非常に似ていますが、全く同じではありません。これは昔、オーストラリア英語の影響を受けていたからなのです。
このように世界にはたくさんのおもしろい英語が存在します。その中でも特にイギリス英語を勉強したい方は、是非このウェブサイトの記事をご覧になってみてください。新しい発見や学びに繋がると思います!