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イギリス英語とアメリカ英語の違い

それぞれどのような違いがあるのでしょう?

以前、「イギリス人とアメリカ人は互いの英語についてどう思っているのでしょう?」そして「イギリス英語かアメリカ英語、どっちを勉強するべき?」という2つの記事を書いたことがあります。

ここでは主に文法、綴り、発音に焦点を当ててイギリス英語とアメリカ英語の違いについて書きたいと思います。

まずイギリス英語とアメリカ英語には「違いがほとんどない、または僅かな違いしかない」と多くの人は思っているようですが、実際にはたくさんの違いがあります。あまりにも多く存在するので全部をここで挙げることは難しいですが、相違点をすべて理解しないとイギリス人とアメリカ人が互いに理解し合えないという訳ではありませんので、心配はいりません。

この記事は‟違い”について興味がある人へ向けて書いたものであり、日本人のために特に細かく説明したいと思いました。

またオーストラリア、ニュージーランド、カナダの英語はイギリス英語の文法スタイルから、カナダ英語の発音はアメリカ英語から、オーストラリアとニュージーランドの英語はイギリス英語の話し方に従っている傾向があるということを覚えておくと便利かと思います。

では早速始めましょう。

異なる単語

両国で異なる単語があることは既にご存知の方も多いと思いますが、イギリス英語の約900個の単語がアメリカ英語では使用されていないことは知っていましたか?

また一方で、イギリス英語では使用されていないアメリカ英語の単語は約350個存在します。つまり、イギリス人とアメリカ人が同じこと(物)について話している場合でも、互いに異なる単語を使っているということはよくあるのです。

では、いくつか例を挙げたいと思います。

イギリス英語 アメリカ英語 日本語
Bonnet Hood ボンネット
Tick Check チェックマーク
Torch Flashlight 懐中電灯
Crisps Potato Chips ポテトチップス
Queue Line
Autumn Fall
Flat Apartment マンション(アパート)
Cinema Movie Theater 映画館

 

アメリカ英語では使われないイギリス英語(またはその逆)がすべて載っている一覧については、Wikipediaページでご覧いただけます。(イギリス英語の一覧)(アメリカ英語の一覧)

異なる意味を持つ同じ単語

異なる意味を持つ同じ単語がイギリス英語とアメリカの英語ではそれぞれ使用されていますが、中には大きな違いがある場合もあります。
以下、いくつかの例を挙げます。

言葉 イギリス英語での意味 アメリカ英語での意味
Biscuit クッキー スコーンのようなもの
First Floor 2階 1階
Flyover 高架道路 (空軍による)儀礼飛行
Bathroom お風呂 トイレ
Wash up 食器を洗う 手や顔を洗う

 

Wikipediaですべてのリストを見るにはこちらをご覧ください。

綴り

多くの単語の綴り綴りがイギリス英語とアメリカ英語によって異なります。

主にイギリス英語は、フランス語や古代ギリシャ語の由来がある綴りを使用しているため伝統的な英語であり、一方でアメリカ英語は近代化された綴りを使用する傾向があるようです。

以下、よくあるパターンを挙げてみます。

re/er

イギリス英語では”re”で終わるのに対し、アメリカ英語では”er”で終わるものがあります。

イギリス英語 アメリカ英語
Centre Center
Metre Meter
Theatre Theater

ise/ize

イギリス英語では”ise”で終わるのに対し、アメリカ英語では”ize”で終わるものがあります。

イギリス英語 アメリカ英語
Organise Organize
Realise Realize
Recognise Recognize

our/or

イギリス英語では”our”、アメリカ英語では”or”と綴ります。

イギリス英語 アメリカ英語
Honour Honor
Favourite Favorite
Colour Color

logue/log

イギリス英語では”logue”で終わるのに対し、アメリカ英語では”log”で終わるものがあります。

イギリス英語 アメリカ英語
Catalogue Catalog
Analogue Analog
Monologue Monolog

ce/se

イギリス英語では”ce”で終わるのに対し、アメリカ英語では”se”で終わるものがあります。

イギリス英語 アメリカ英語
Defence Defense
Offence Offense
Licence License

yse/yze

イギリス英語では”yse”で終わるのに対し、アメリカ英語では”yze”で終わるものがあります。

イギリス英語 アメリカ英語
Paralyse Paralyze
Analyse Analyze
Breathalyse Breathalyze

発音による綴りの違い

イギリス英語とアメリカ英語では発音が大きく異なることによって、その綴りも異なる場合があります。ではいくつか例を挙げてみましょう。

イギリス英語 アメリカ英語
Aluminium
/ˌæl.jəˈmɪn.i.əm/ Aluminum
/əˈlu·mə·nəm/
Moustache
/məˈstɑːʃ/ Mustache
/ˈmʌs.tæʃ/
Mum
/mʌm/ Mom
/mɑːm/
Pyjamas
/pɪˈdʒɑː.məz/ Pajamas
/pəˈdʒɑː.məz/
Speciality
/ˌspeʃ.iˈæl.ə.ti/ Specialty
/ˈspeʃ.əl.ti/

その他スペルの違い

上記のようなパターンがなく、綴りだけが異なるイギリス英語とアメリカ英語もいくつか存在します。いくつか例を挙げてみましょう。

イギリス英語 アメリカ英語
Cheque Check
Cosy Cozy
Kerb Curb
Plough Plow
Yoghurt Yogurt

二重子音

イギリス英語の単語の一部には二重子音が使われていますが、アメリカ英語は一つの子音のみを使います。

イギリス英語 アメリカ英語
Travelling Traveling
Cancelled Canceled
Labelled Labeled

過去時制 “t/ed”

イギリス英語の動詞の中には、末尾が過去形の”ed” ではなく”t” で終わるものがあります。

イギリス英語 アメリカ英語
Burnt Burned
Learnt Learned
Spilt Spilled
Spelt Spelled
Dreamt Dreamed

 

すべての動詞に当てはまるという訳ではなく、ごく僅かな動詞のみであるということをご留意ください。

異なる発音

綴りは全く同じでも発音が大きく異なる単語もあり、イントネーションも違う場合があります。ではいくつか例を挙げてみましょう。

言葉 イギリス英語の発音 アンリか英語の発音
Garage /ˈɡær·ɑːʒ/ /ɡəˈrɑʒ/
Advertisement /ədˈvɜː·tɪs·mənt/ /ˌæd·vərˈtɑɪz·mənt/
Schedule /ˈʃed·juːl/ /ˈskedʒ·ul/
Direction /dɪˈrek·ʃən/ /dəˈrek·ʃən/

Rhotic vs Non-Rhotic

「Rhotic」とは「R」の発音を子音の前や末尾で強調し(例:Card,Barなど)、「Non-Rhotic」とは「R」を‟ah (ə)”のように発音することを言います。

イギリス英語は「Non-Rhotic」ですが、イギリスの南西部には「Rhotic」の方言がいくつか存在します。またアメリカ英語は「Rhotic」ですが、アメリカのニューイングランドという地域は「Non-Rhotic」になります。

以下の単語を発音する際、イギリス英語とアメリカ英語では大きく異なることを意味します。

言葉 イギリス英語の発音 アンリか英語の発音
Barter /ˈbɑː.tər/ /ˈbɑːr.t̬ɚ/
Far /fɑːr/ /fɑːr/
Water /ˈwɔː.tər/ /ˈwɑː.t̬ɚ/
Cheer /tʃɪər/ /tʃɪr/

これはネイティブが、アメリカ英語とイギリス英語のどちらのアクセントかをすぐに聞き分ける方法でもあるようです。

数字の表現の違い

別の記事でも詳しく説明したことがありますが、イギリスとアメリカでは数字の言い方も若干異なります。

1,782

イギリス英語One thousand, seven hundred and eighty-two

アメリカ英語One thousand, seven hundred eighty-two

278,875

イギリス英語Two hundred and seventy-eight thousand, eight hundred and seventy-five

アメリカ英語Two hundred seventy-eight thousand, eight hundred seventy-five

“Billion”

イギリス英語の「10億」は0×12個、

1,000,000,000,000 (1,000,000 x 1,000,000)

アメリカ英語だと「10億」は0×9個になります。

1,000,000,000 (1,000,000 x 1,000)

国際ビジネスではアメリカ英語の言い方が活用されていますが、イギリスでは50歳以上の人にイギリス英語の伝統的な表現がよく使われているようです。

日付

イギリス英語とアメリカ英語では日付の書き方も異なります。(話す際も)

イギリス英語では日→月→年の順に、

DD/MM/YY

e.g. 4/5/2019

4th of May 2019

アメリカ英語では月→日→年の順に表されます。

MM/DD/YY

e.g. 4/5/2019

April 5th, 2019

日付を書く際、イギリス英語では「,」は不要ですが

the 8th of May 2019

アメリカ英語では日の後ろに「,」が必要です。

May 8, 2019

句読点

ピリオド

イギリス英語で「.」は‟Full Stop”と呼び、アメリカ英語では‟Period”と呼んでいます。

引用符

イギリス英語では引用符を’Inverted commas’と呼び、アメリカ英語では‟Quotation marks”と呼んでいます。またイギリス英語では一重引用符を使用するのが一般的ですが、アメリカ英語では二重引用符を使用します。

イギリス英語‘When will you go?’ he asked.

アメリカ英語“When will you go?” he asked.

コンマ

通常イギリス英語では以下のように、文中にある最後の2つの項目の間にはコンマを使いません。

We will go to Germany, Spain, Russia and Poland.

アメリカ英語では以下のように、最後2つの項目の間にもコンマを使います。

We will go to Germany, Spain, Russia, and Poland.

後者のコンマは「Oxford Comma」または「Harvard Comma」と呼ぶことがあります。

以上、この記事でイギリス英語とアメリカ英語の違いを理解いただけたでしょうか?実はここで挙げた以外にもいくつかあるので、今後追加していきたいと思います。

 

もしこの記事に興味を持っていただけたら、以下の記事も併せて読んでみてください。

使い方に気をつけたいイギリス英語とアメリカ英語

イギリス人がよく間違える英語

アメリカ人がよく間違える英語

母国語が英語の国々

 

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