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イギリス英語かアメリカ英語、どっちを勉強するべき?


これは英語を勉強したいと思っている日本人が最もよくする質問です。実際に私自身も何度も聞かれたことがあります。この記事ではイギリス英語やアメリカ英語を勉強する前に考えるべきこと、そしてお勧めできない語学学校とはどのような学校なのかもお伝えしたいと思います。

そしてここではイギリス英語とアメリカ英語の綴りや文法、発音の違いについての説明はしていません。今後、別の機会で書くつもりです。

この記事では、イギリス英語またはアメリカ英語を勉強することがなぜ良いのかについて説明したいと思います。

どちらの方が良いのか?

‟イギリス英語が素晴らしい”と言うイギリス人もいれば、‟アメリカ英語が最高だ”と言うアメリカ人もいます。しかしイギリス人やアメリカ人のほとんどのネイティブが、それぞれの英語には多少の違いがあり、どちらが良いという訳ではないと答えるでしょう。私はこれが外交的な考えでいいと思いました。

しかし日本人の中には、この答えに納得できない人もいるかと思いますので正直に答えたいと思います。

日本での英会話講師の平均時給は約3,000円です。会社によってはこれよりも多かったり少ない場合もあります。そしてほとんどの会社が、アメリカ英語かイギリス英語を話す教師を募集しています。しかしイギリス英語だけを教えている所では、イギリス英語を話す人のみを雇う会社もあります。アメリカ英語のみという会社も見たことがありますが、これは非常にまれなケースです。

イギリス英語を話すネイティブのみを雇う会社では、アメリカ英語を話す人の申込みは受付けないことがよくあります。

これはなぜでしょうか?アメリカ英語を話す人は、大体がイギリス英語(表現、文法、発音など)を知らないため、教えることはできないのです。
では逆のパターンはどうでしょう?

イギリス人はアメリカ英語をよく知っていて、それを教えることに問題はありません。これにはアメリカの映画やテレビ番組を通して、イギリス人がアメリカ英語には詳しいという理由が挙げられます。しかし主な理由は、アメリカ英語はイギリス英語に比べると簡単なので、イギリス人にとって教えることは容易なのです。

イギリス英語を話す人だけを雇う会社では、平均よりも高い時間給を講師に支払うことが多いです(4,000〜5,000円/1時間)。もちろんこれだけでは、イギリス英語がアメリカ英語より優れているとは言えません。イギリス英語を教える講師には、英語についてより深い知識があることが必要条件なのです。

避けたい英会話スクールとは?

ウェブサイト上に言語のオプションがある場合、それぞれの言語によって異なる国の国旗が表示されています。例えば日本語は日本の国旗、英語の場合はイギリス国旗(ユニオンジャック)やアメリカ国旗、またはこの2つの国旗を半分ずつ表示している場合があります。

私はアメリカ国旗のみを表示している英会話スクールは避けた方がよいと教えています。これに対して「それはおかしくない?」と思う人もいるでしょう。

ネイティブはこの問題についてよく議論しています。通常、アメリカ人以外の人(特にイギリス人)は、英語はイギリスから来ていると言います。ですからユニオンジャックのみ、またはユニオンジャックとアメリカ国旗を半分ずつ表示するのは正しいです。しかし多くのアメリカ人は、アメリカはイギリスよりも遥かにに大きな国であり、人口、経済力もイギリスを上回り、世界的に大きな影響を与えているのはアメリカであると言っています。私は実際にソーシャルメディアでこの議論をよく見たことがあります。

しかしブラジルはポルトガルより大きな国で、人口も経済もはるかに上ですが、ポルトガル語はポルトガル国旗が表示されています。同様にメキシコはスペインよりも大きく人口多いですが、スペイン語はスペイン国旗が表示されています。以上を踏まえて、アメリカがイギリスよりも‟大きい”という理由でアメリカ国旗を使うということは少々幼稚で傲慢な考えではないでしょうか。

では、私がアメリカ国旗を使用する会社は避けた方がよいと言うのはなぜでしょう?

もしアメリカ国旗のみを使用していたら、その経営者は英語はアメリカのものであり、標準英語だと考えていることになります。ですから、その英会話スクールや会社ではアメリカ英語のみを教えているのです。また別のケースでは、経営者がネイティブではなく、さらに英語はアメリカから来ていると信じているため、アメリカ国旗を使用しているというのを聞いたことがあります。

これは他のタイプの英語を学ぶ可能性が低くなり、言語に関する教育の視野は狭まってしまうため、生徒にとってあまり良いことではありません。もしアメリカ英語だけを学んでいると、他の国では全員がアメリカ人のようには話してないことに気づかされるでしょう。

アメリカ人がこのことを聞くと、アメリカ英語は世界中の標準的な英語であり、今もなお成長し続けているという返答が返ってくることがあります。

しかしこれは間違っています。

アメリカ英語は標準英語ではなく、他の種類の英語に比べると世界中では話されていないのが現状です。この詳細については、こちらからご覧いただけます。グローバル英語はアメリカ英語ではないということを覚えていてください。

アメリカ英語は長い間、世界中に大きな影響を与えてきましたが、最近では衰えつつあります。グローバル英語は、インドのようなネイティブではない国々が与える影響の方が大きくなってきています。また日本でも、アメリカ英語の与える影響は昔に比べて強くはありません。例えばTOIECのリスニングテストでは、アメリカ英語を使用する割合が減っており、現在では他の英語圏のネイティブを起用しています。実際にテストを作成している会社はアメリカの会社ですが、アメリカ英語のみを使用することはできません。すべての表現がすべての英語圏の国で一般的に使われ、また理解されているテストを作成する必要があるのです。

相手に与える印象

英語を勉強する際、多くの人が頭に入れていないことがあります。それは‟英語を話している時の他人に与える印象”です。言語の話し方で、相手に強い印象を与えることができます。例えば日本で言うと、大阪弁は標準語よりカジュアルで直接的であり、相手に強い印象を与えると言われています。また京都弁は控えめで、評判がよいと言われています。アクセント、発音、文法は、人に与える印象に大きく影響し、これは英語でも同じことが言えます。

アメリカ英語はカジュアルで直接的かつ実用的ですが、逆を言うと「うるさい、上品ではない」とも言われています。

またイギリス英語は伝統的で丁寧ですが、複雑であると言われています。しかしそれは「上流気取りである」と見られることもあります。

イギリス人は、日本は優雅で奥ゆかしい文化を持つ国であると感じています。実際には他の多くの国も同じように感じています。もし日本人がアメリカの強いアクセントで英語を話すと、聞き手はイメージしていた日本の態度とは違うと感じるでしょう。ですから私は、イギリス英語は日本人の文化や性格に合っていると感じています。

では下の例文をご覧ください。日本語にすると次のようなニュアンスになります。

アメリカ英語
“You wanna go Starbucks?”
スターバックス行きたい?

イギリス英語
“Would you like to go to Starbucks?”
スターバックスに行きたいですか?

もちろんアメリカ人やイギリス人全員が、上のような例文を使っているとは限りません。しかし一般的に、イギリス人はアメリカ人よりも丁寧な話し方をします。なので日本人がイギリス英語のアクセントを使って英語を話せば、日本人のイメージと話し方は相応だと言えるでしょう。

ではイギリス英語を話す日本人を、アメリカ人はどう思っているのでしょうか?

実際のところは分かりません。若い世代のアメリカ人が、イギリス英語は発音が違うためにからかうことがあるかもしれませんが、大体のアメリカ人はイギリス英語はカッコいいと思っているのです。

イギリスの一部の若者達は、アメリカ英語の発音をカッコいいと感じているようです。他のヨーロッパ諸国の中にも、そう思っている若者がいます。しかしそう感じるのは若い時だけで、20代、30代になり歳を取ると考え方が変わってきます。ほとんどのイギリス人はアメリカ英語をカッコいいとは思っていません。イギリスでは、カッコいいと感じるより迷惑でうるさいと思っている人の方が多いでしょう。

結論

最終的にどちらの英語を勉強するべきなのか?

これは住んでいる場所や職種によって決まります。アメリカやカナダに住んだり留学する場合には、アメリカ英語を勉強する方が理にかなっています。

しかし他の国であれば、イギリス英語を学ぶことをお勧めします。言語の深い知識が身につき、話す時に相手に好印象を与えられるので有用です。

以下、要約した表を作成してみました。

アメリカ英語を勉強した方がいい人 イギリス英語を勉強した方がいい人
1.  アメリカに住んでいる、または働いている 1.  イギリス、オーストラリア、ニュージーランドに住む予定がある
2.  カナダに住んでいる、または働いている 2.  世界中を旅して英語を話したい
3.  アメリカの会社で働きたいと考えている 3.  アメリカに拠点を置いていない国際的な会社で働くつもりだ
4.  カジュアルかつ直接的に話すことが好き 4.  より丁寧な発音で相手に好印象を与えたい
5.  わかりやすく簡単な単語で話したい 5.  込み入った微妙な意味合いの言葉を使うことが好き

 

先程も言いましたが、私は常にイギリス英語を勉強するようにアドバイスしています。なぜなら、イギリス英語を学んだ人はアメリカ英語をすぐに理解できますが、その逆は難しいと言えるからです。そのため、アメリカ英語だけを理解している人よりも知識があり優位なのです。

 

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