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イギリス人のように話すためには?

イギリス人の発音を使って話すためのアドバイス

以前、どうやったらイギリス人のように話せるのかというテーマについて記事を書きました。記事の中でその場合に使用する単語と表現について説明していますが、今回はその続編で「発音」に焦点を当てて見ていきたいと思います。もしイギリス人のような発音とアクセントを使って話したい場合、この記事が少しでも役立つ内容になっていればと思います。

しない方がよいこと

イギリス人のような発音を身に付けたい場合、まずは「しない方がよいこと」をお伝えする方が簡単かと思われます。イギリス出身ではない他国の人の多くは、イギリス人のように話すためにはRPアクセントを使用した方がよいと考えています。このアクセントはイギリス独自のものであり上品な英語ですが、ほとんどのイギリス人が日常的に使っているものではありません。

また多くの人は、有名な映画などでイギリス人の役柄を演じる俳優の発音を真似ようとしています。最も有名な例の一つに、映画ハリーポッターでエマ・ワトソン演じるハーマイオニー・グレンジャーが挙げられます。彼女は役柄で非常にはっきりとしたRPアクセントを使って話しているので、この発音を真似るのが一番いいと考える人は数多くいますが、それは間違っています。実際にもしそのような人がいたら、私もやめるように言うでしょう。

この理由は簡単です。まず、RPアクセントは現在もイギリスの上流階級と中流階級の人々の間で使うアクセントとして認識されているため、一部の労働階級の人にとってはお高く止まっているように聞こえるのです。そして特に最初の映画でのハーマイオニーのアクセントは非常に見下しているように聞こえます。RPアクセントを持つ一部のイギリスの子供達の中には、友達より自分の方が上の立場にある時にそのように話すことがあるでしょう。

映画の中でハーマイオニーが話している時、どのくらい口が開いているかを見ることができます。実際に下の動画をご覧ください。

彼女の発音が非常に明確であることが分かると思いますが、かなり大袈裟に聞こえます。大人にとってこのような話し方は時々「over enunciation」と呼ばれ、私も実際にこのような話し方をする人に会った経験がありますが、一部のイギリス人にとっては見下しているように感じるのです。興味深いことにハーマイオニーは映画のストーリーの中で謙虚さを学び、シリーズの終わりまでには彼女のアクセントはより自然で自尊心が小さくなっていくことが見てとれます。

私はなぜ英語を学ぶ多くの人がRPアクセントを真似ようとしているのか理解できますが、あまりにも必死になりすぎると帰ってとても不自然に聞こえてしまいます。実際のところ、ほとんどのイギリス人がRPアクセントより自然なスタイルの‟Standard Southern British”と時々呼ばれているアクセントを使用していますが、私もこのアクセントをお勧めします。また女性の場合は、英語教師でもある有名なYoutuber 「English with Lucy」、男性の場合は「PapaTeachMeEnglish」 というイギリス人Youtuberを参考にすることをお勧めします。

イギリス人はあまり口を大きく開けて話さないということを覚えておいてください。コツは口の内側から音を出して発音しています。

ではそれ以外のポイントについて見ていきましょう。

イギリス英語で’t’の発音

イギリス英語は‟t”の音が非常に弱いアメリカ英語とは異なり、発音は難しくなります。言語学ではこれを「True t」と呼び、以下の単語は‟t”を明確に発音する必要があります。この時、口を大きく開けすぎないように意識して発音することが重要です。

Water /ˈwɔːtə/
Better /ˈbɛtə/
Can’t /kɑːnt/
Burnt /bəːnt/

イギリスでは‟t”を完全に発音しないアクセントがいくつかあり、通常‟t”が単語の途中にある場合に起こります。この特性を持つ最も一般的なイギリスのアクセントは「コックニーアクセント」と「ウェストカントリーアクセント」です。この発音しない‟t”のことを「Glottal Stop」と呼び、以下の単語は次のように発音します。

Water /ˈwɔːtə/
Better /ˈbɛtə/
Potter /ˈpɒtə/
Centre /ˈsɛntə/

「Glottal stop」は労働者階級の人々の話し方であると認識されており、イギリス人のように発音するために常に「Glottal stop」で話したいという何人かに会ったことがあります。これはおそらくイギリスやロンドンが舞台となる映画のシーンで多くの俳優がよくコックニーアクセントを使用しているからでしょう。イギリス人にとってイギリス人以外の人が常にこのようなスタイルで会話をしていたら非常に不自然に感じてしまうため、私は日常的に使うことはお勧めしません。

しかし、もし本当にイギリス人のような発音を身に付けたいという場合は‟t”の発音をたまにスキップする必要があります。通常は家族や友人など身近な人と話す場合など、畏まった場面ではない時に使用します。

以下‟t”の音がある場合とない場合の発音の例を挙げています。

1. I can’t do that.

 

2. I can'(t) do tha(t).

 

1. Is it yours?

 

2. Is i(t) yours?

 

どの‟t”を発音しないかの判断は難しいかもしれませんが、私はカジュアルな会話の場面だけで活用することをお勧めします。

イギリス英語で’r’の発音

別の記事でも述べていますが、一般的に言うとイギリス英語は「Non-Rhotic」です。これは‟water”のように‟r”が語尾にある場合、わずかに発音します。このようなタイプの音を「’schwa'(ə)」と呼びます。一方のアメリカ英語は「Rhotic」で、単語の末尾の‟r”を非常に強く発音するため大きく違って聞こえます。

では、以下の単語をイギリス英語ではどのように発音するのか見ていきましょう。

Water /ˈwɔːtə/
Better /ˈbɛtə/
Folder /ˈfəʊldə/
Winter /ˈwɪntə/

これをマスターしようとする人の中には、時々語尾の音を誇張する人がいるので注意してください。

Letter (誇張しすぎ)
Letter  (自然)
Water (誇張しすぎ)
Water  (自然)

長母音「a」

‟Standard Southern British英語”を話す人は「a」の長母音をよく使用していますが、北イングランドでは多くの人が「a」の短母音を使用しています。もしイギリス人の発音を真似る場合は、私は長母音を使用することをお勧めします。

以下、例をいくつか挙げます。

長母音「a」 短母音「a」
Bath
Class
Grass
Pass

南イングランド出身の多くの人は日常会話、特にカジュアルな会話の中で「a」の短母音を使用しているということが重要なポイントだと思います。

強勢音節

前回の記事では、多くの日本人が気付かぬうちにアメリカ英語の発音を学んでいるということを述べましたが、これは強勢音節にも当てはまります。一部の単語に関してはイギリス英語とアメリカ英語で同じスペルになりますが、それらの発音は大きく異なります。

以下、イギリス英語の発音で日常的に使用されている最も一般的な単語をいくつか挙げています。

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イギリス英語について学ぶべきことはまだまだたくさんありますが、この記事にはこれから勉強しようとしている人にとって十分な情報が載っていると思います。どのような単語や表現を使ってイギリス人のように発音するのかという前の記事をまだ読んだことがない方は是非こちらからご覧ください。

もしこのトピックについてさらに詳しく知りたい方は、「English Pronunciation Roadmap」というYouTubeチャンネルをお勧めします。この動画を見て学ぶためにはハイレベルな英語が話せる必要がありますが、私の意見としてイギリス人のように話したい人が見るのに最も適している動画の一つだと思います。

もしこの記事に興味を持っていただけたら、以下の記事も併せて読んでみてください。

イギリスのアクセント

クイーンズ・イングリッシュ

イギリスの方言

北部の英語と南部の英語

 

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