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英語圏の国籍の別称

「Limey、Yank 、Kiwi」は何を表す?

実は英語圏の国には、それぞれの国籍に別称があることを知っていますか?今日はいくつかの国籍の通称を皆さんにご紹介すると共に、どのような人がこの呼び名を使っているのか見ていきたいと思います。

まずはイギリスの通称から見ていきましょう。

“Limey”

意味:イギリス人
使う人:アメリカ人

この言葉は1812年にイギリスとアメリカとの間で起きた戦争が由来となっています。イギリスの水兵は食事の際に、毎日ライムをしゃぶってビタミンCを補っていました。これを見たアメリカ人はイギリス人のことを「Limey」と呼んで軽蔑していたのです。今でもこの言葉を使っているアメリカ人がいますが、依然として無礼な意味を持つ言葉です。

“Pommie / Pommy”

意味:イギリス人
使う人:オーストラリア人、ニュージーランド人

この言葉の由来は分かっていませんが、「Immigrant(移住者)」という言葉が由来であるという人もいます。多くのイギリス人は、19世紀と20世紀にオーストラリアとニュージーランドに移住しました。オーストラリアのスラング英語では「Immigrant」の代わりに「Pomegranate」という言葉を使うことがあり、おそらくこれが「Pommy」の語源となっています。親切な言葉ではありませんが、ほとんどのイギリス人がこの通称についてはあまり気にしていません。

“Yank / Yankee”

意味:アメリカ人
使う人:イギリス人、カナダ人、オーストラリア人、ニュージーランド人

「Yank」という言葉の由来は18世紀から来ています。アメリカ独立戦争(アメリカとイギリス間の戦争)の間、イギリス軍はアメリカ人のことを「Yank」や「Yankees」とよく呼んでいました。「Yankee」は北アメリカの「Yankee Indians」から来ていると言われています。しかし軽蔑的な意味を持つ言葉であり、イギリス人は第二次世界大戦中アメリカ人のことを話す時にこの呼び名を使っていました。その頃イギリスとアメリカは同盟国だったこともあり、アメリカ人にとってそれほど不快な言葉ではありませんでした。現在でもほとんどの英語圏の国で使われていますが、昔のように失礼な言葉として用いられます。

“Aussie / Ozzie “

意味:オーストラリア人
使う人:オーストラリア人、ニュージーランド人、イギリス人、アメリカ人、カナダ人

この言葉は不快感を与えないため、英語圏の国だけではなく多くの国で使用されています。また、オーストラリア人はよく自身のことを「Aussie」と呼んでいます。

“Kiwi”

意味:ニュージーランド人
使う人:ニュージーランド人、オーストラリア人、イギリス人、アメリカ人、カナダ人

「Aussie」のように「Kiwi」も不快な言葉ではありません。ニュージーランドでよく知られているキーウィという鳥と、果物のキウイによって有名になった言葉であり、ニュージーランド人は「Kiwi」という通称をとても気に入っています。現在、多くの英語圏以外の国でもこの言葉が使われています。

“Canuck”

意味:カナダ人
使う人:カナダ人、アメリカ人、イギリス人

この言葉の由来は不明ですが、18世紀のフランス語やオランダ語が由来となっていると考えられています。たまにカナダ人自身が「Canuck」と呼んでいることがあり、これは「Aussie」と「Kiwi」と同様、悪い意味を持つ言葉ではありません。

イギリスでは、イングランド人、スコットランド、ウェールズ人、アイルランド人が互いに呼び合う通称があります。

“Taff / Taffy”

意味:ウェールズ人
使う人:イングランド人

この言葉はイングランド人がウェールズ人について話す場合に使うことがあります。この呼び名を不親切な言葉だと感じている人もいますが、ほとんどのウェールズ人は気にしていません。

“Jock”

意味:スコットランド人
使う人:イングランド人

この言葉は、イングランドの人々によって使われることがあります。主に男性に対して使う言葉で、時々スコットランドの人々も自身のことを「Jock」と呼んでいます。友人が使う分には気にしないという人が多いですが、他人に言われたら失礼だと感じる人もいるかもしれません。

“Paddy”

意味:アイルランド人
使う人:イングランド人

アイルランドでよく耳にする男性の名前は「Patrick」であり、時々アイルランドのケルト語では「Padraig」と綴られることもあります。「Paddy」は「Patrick」の略語で、イングランド人がアイルランド人のことを話す場合に使われています。「Paddy」は「Jock」のような言葉で、初対面で使うと少し失礼に当たるかもしれませんが、相手が友人であれば不快にさせるような呼び名ではないでしょう。この言葉は、アイルランド共和国の人と北アイルランドの人のことを言う際に使います。

“Sassenach”

意味:イングランド人
使う人:スコットランド人、アイルランド人

「Sassenach」はケルト語で、元は「Saxon」の意味があります。とても古い言葉なので、現在ではほとんどの人がこの言葉を使っていません。

“Saesneg”

意味:イングランド人
使う人:ウェールズ人

「Saesneg」はウェールズ語です。「Sassenach」と同じ由来があり「Saxon」を意味します。この言葉もまた、非常に古いものです。ウェールズ語を話すネイティブがイングランド人のことを話す時によく使われるので、イングランド人がこの言葉を聞いても理解できないそうです(笑)。

今日の記事から分かるように、英語圏の国の国籍には様々な通称があります。 「Aussie、Kiwi、Yank」を除き(※Yankは確かではありません)、今日紹介した通称は英語圏以外の国では使われていません。日本人がイギリス人のことを「Pommy」と呼ぶのはとても変です。ですので、今日紹介した言葉は知識として覚えておいてください。これらの言葉を知っておくことで、英語圏の国同士の関係を少し理解できるようになるかもしれません。