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パンケーキデー「Pancake Day」

イギリスにあるパンケーキデーの由来とは?

イギリスには「パンケーキデー」と呼ばれる日があり、パンケーキを作って食べるというとても人気のある日です。この記事では、パンケーキデーの由来と現在イギリス人がどのようにお祝いをしているのかについて説明していきたいと思います。

由来

パンケーキデーは「Shrove Tuesday」とも呼ばれています。「Shrove Tuesday」は「Easter Sunday(イースター・サンデー)」のちょうど47日前になります。そしてこの日は「Ash Wednesday」の前日であり「Lent(四旬節)」が始まる前日でもあります。四旬節の始まりを祝うこの伝統は、少なくとも11世紀にまで遡ります。「Easter Sunday」の日付は太陰暦に基づいており、それにより「Shrove Tuesday」の日付も変わってくるため毎年異なる日付になります。したがって「Shrove Tuesday」は2月3日~3月9日までの間の、どの火曜日にも成り得るということです。

元々、「Shrove Tuesday」に人々は教会へ行き、自身の宗教的な罪(道徳的な規範を破る行為など)を告白して許しを得ます。‟Shrove”とは「告白や後悔によって許しを得ること」を意味する‟Shrive”という言葉に由来しています。四旬節の間は多くのクリスチャンが断食の習慣を実践し、「Shrove Tuesday」とは、40日間断食する前に食事にバターやラード、卵を使う最後の機会であることを意味していました。

「Shrove Tuesday」にパンケーキを食べる習慣は少なくとも16世紀にまで遡りますが、それより古くから始まったのではないかと考えられています。この日にパンケーキを食べる習慣が非常に一般的になったため、「パンケーキデー」として知られるようになりました。実際、現在のイギリス人の多くは「Shrove Tuesday」よりも「Pancake Day」という表現の方に馴染みがあるようです。

イギリスのパンケーキ

知らない人も多いと思いますが、イギリスのパンケーキはアメリカのパンケーキとは大きく異なります。イギリスのパンケーキはとても薄く、クレープのような生地です。しかしイギリスの中でも地域によって違いがあり、イングランドのパンケーキはクレープのようですが、‟Scotch Pancake”や‟Drop Scone”として知られているスコットランドのパンケーキはさらに小さく厚みがあり、アメリカのパンケーキとよく似ています。ウェールズでは”Crempog”と呼ばれる別の種類のパンケーキがあり、結構小さくて厚みがありクランペットに似ています。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6b/Crempog_-_Anglesey_style.JPG

ウェールズの”Crempog”

しかしこのパンケーキデーには、ほとんどのイギリス人がイングランドスタイルのパンケーキを作る傾向があるようです。

イギリス人はパンケーキデーをどのように祝うのでしょう?

多くの人が朝食にパンケーキを作ることを楽しみます。イギリスの著名人の多くは自身でパンケーキを作る動画などをSNSで投稿しています。

またいくつかの地域ではパンケーキレースを行なっています。最も有名な1つはオルニーという場所で行われ、女性だけがこのレースに参加できます。参加者はエプロンとスカーフを身に付け、フライパンの中に入ったパンケーキを持って走りますが、途中でパンケーキをひっくり返さなければいけません。このレースの始まりの由来は1445年まで遡ります。ある女性が午前11時に教会へ行くことを忘れてしまう程、パンケーキ作りで忙しかったようです。教会の鐘が鳴ると、彼女は慌ててパンケーキを焼いているフライパンを手に持ったまま教会へ向かって走っていたという出来事が由来となっています。

この日はイギリスの各地で多くの地元イベントが開催されます。

興味のある方は是非、イングランドスタイルのパンケーキを作ってみてください!

作り方はとても簡単です。レシピはこちらからご覧ください。

 

Image Credit: Crempog – Anglesey by FruitMonkey [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)]

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