EIKOKU GO

Everything British

EIKOKU GO

Everything British

セント・アンドリューズ・デー 「St. Andrew’s Day」

スコットランドにとって大切な祝日

11月30日はスコットランドの「Saint Andrew’s Day (セント・アンドリューズ・デー)」として知られています。セント・アンドリューとはどんな人?この特別な日の由来は何でしょう?そしてスコットランドの人々はこの日に何をするのでしょうか?早速見ていきましょう。

セント・アンドリュー

Saint Andrew (セント・アンドリュー)は1世紀に生まれたキリスト教徒であり、イエスの12人の弟子のうちの一人でした。中でもセント・アンドリューはイエスに特に近い弟子であったと言われています。彼は中東のガリラヤ湖近くのベツサイダで生まれ、生涯で多くの人々に説教をしてきた信仰心の強いキリスト教徒でした。最終的に彼は張り付けによって処刑されましたが、彼自身の要望でX字型の十字架で処刑されました。これは自身がイエスと同じ十字架のスタイルで死ぬことは値しないと判断したためです。

セント・アンドリューはスコットランドの守護聖人ですが、それはなぜでしょうか?

伝説によると、彼の遺体の一部は4世紀にスコットランドのある場所に運ばれたと言われており、やがてこの場所は都市となりSaint Andrews (セント・アンドリューズ)と呼ばれるようになりました。スコットランドの旗のデザインはセント・アンドリューが張り付けにされたX字型の十字架にインスピレーションを受けたと言われています。

スコットランドに加え、セント・アンドリューはキプロス共和国、ギリシャ、ルーマニア、ロシア、ウクライナなどの守護聖人でもあります。実際にドイツやオーストリアのような多くのキリスト教国では「セント・アンドリュース・ナイト」を祝います。

セント・アンドリューズ・デーの由来

スコットランドのセント・アンドリューズ・デーは約1000年前、スコットランドのマルコム王(1034-1093年)の治世中に始まったと考えられています。何人かの歴史家によると、ケルト祭「Samhain(サウィン)」と関係のある屠殺の儀式は11月初めから11月末に変わり、これがセント・アンドリューズ・デーの始まりであると言われています。屠殺の時期を変えたのは、冬に備えて十分な食糧を確保するためだと考えられています。

※”サウィン”はハロウィンの由来です。この詳細についてはこちらからご覧いただけます。

セント・アンドリューはスコットランドのクリスチャンによって大きく賞賛されました。彼は西暦60年11月30日に処刑されたと言われており、この日をセント・アンドリューズ・デーと名付けました。

スコットランドでは最近になってセント・アンドリューズ・デーが祝日になったばかりですが、これは2006年にスコットランド議会がこの日を祝日にするべきだとして決定されたようです。しかしイングランドとウェールズでは11月30日は祝日ではありません。

セント・アンドリューズ

おもしろいことに、北アイルランドのセント・パトリックス・デー とウェールズのセント・デイヴィッド・デー、イングランドのセント・ジョージ・デーはすべて祝日ではありません。

スコットランド人はこの日に何をするのでしょう?

スコットランドの国旗「Saltire(ソルティア)」はすべての公共の建物で掲げられています。2002年以前は、スコットランド政府はセント・アンドリューズ・デーにユニオンジャックのみを掲げていましたが、現在はソルティアに変わっています。また11月30日にはすべての公共の建物にソルティアを掲げられるよう国旗の規定が変更されました。

唯一例外なのは、エディンバラ城では11月30日にソルティアではなくユニオンジャックを掲げることを続けています。これはスコットランドの一部の人々に反感を買っていますが、エディンバラ城は公式なイギリス軍事基地であり、旗竿はイギリス軍を表しています。これが現在ユニオンジャックが使用されている理由です。

スコットランドではこの特別な日に多くの人々がスコットランドの郷土料理、音楽、ダンスをして楽しんでいます。祭りではバグパイプの演奏を見ることができるかもしれません。スコットランドのエディンバラ、セントアンドリューズ(都市)、その他の場所ではこの祝典は1週間ほど続きます。

11月30日が土曜または日曜の場合、祝祭日はその次の月曜日になります。

もしこの時期にスコットランドへ行く機会があれば、是非この祭に参加してみてください!

 

 

関連記事

【最新】人気記事TOP5

イギリス英語TOP5

人気記事TOP5