ここではイギリス人の血液型の割合について調べていきたいと思います。またイギリス人が血液型についてどう考えているのかも説明していきます。
イギリス人の血液型
以下、イギリス人の血液型の割合を表しています。 比較用に日本人の割合も載せています。
血液型 | イギリス人 | 日本人 |
A型 | 42% | 40% |
B型 | 10% | 20% |
AB型 | 4% | 10% |
O型 | 44% | 30% |
イギリス人は血液型についてどう考えている?
一般的に、イギリス人は血液型についてまったくと言っていいほど意見がありません。実際のところ、ほとんどのイギリス人が自分の血液型を知らないのです。
それはなぜ?
イギリス人は自分の血液型を知る必要性がなく、また知りたいと思うことがないようです。
イギリスの公的医療制度は無料です。ここで説明すると長くなるので詳しくはこちらの記事をご覧ください。これはほとんどのイギリス人が民間の健康保険を持っていないこと、そして多くの保険の書類を書く必要がないことを意味します。なので血液型を知ることや、書類などに書いたりする必要がないのです。
またイギリスでは、病院で血液型を告げられることはありません。イギリス人が救急医療措置を必要とする場合、医師は患者の血液型に関する情報が含まれた医療記録にアクセスすることができます。記録に記載されていない場合は迅速に血液検査を行ない、患者の血液型を確認します。
イギリス人が血液型を知る唯一の方法としては、献血をするか、深刻な手術を行う為に輸血が必要な場合です。
なぜイギリス人は自身の血液型を知りたくないのでしょうか?
そもそも、イギリスには日本のように性格と血液型を結びつけるような文化がありません。そのような文化はイギリス人には知られていないため、日本人の血液型への関心度が高いことに大体の人が驚きます。
実際イギリス人が相手のことを知る前に、その人の性格を推測しようとはしません。ほとんどの場合が他の人と同様、最初は外見で判断しますが、会話や付き合い方を通じて人の性格を評価します。
星座が人の振る舞いや性格の目安になると信じているイギリス人(ほとんど女性)が何人かいますが、これは少数だと考えています。
献血問題
日本を含む多くの国では、1996年以前に生まれたイギリス人からの献血は受け入れられていません。これは1990年代にイギリスでBSE(牛海綿状脳症/狂牛病)が発生したことが原因と言われています。