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イギリスの硬水と軟水

どの地域が硬水・軟水でしょうか?

イギリスの水道水は、それぞれの地域によって異なることを知っていますか?住んでいる地域によって水の味が全く異なることがあります。

この記事では「硬水、軟水」とこれらの違いについて説明します。また、将来イギリスに住もうと考えている人にとって役立つ情報の一つになると思います。

公共水道

海外旅行へ行く際、その国の水道水は飲んでも安全かどうかを事前に確認しておくことは大事なことですね。まず、イギリスの水道水はどこでも安全です。産業革命が起きたことにより、安全な飲料水を国民に提供した世界で最初の国の一つはイギリスでした。ですから、イギリスを旅行する際は水道水を飲むことを心配する必要はないのです。

硬水と軟水

イギリスでは住んでいる地域によって水の種類は異なりますが、これはイギリスの地域の地質学によるものです。雨水が地面に落ち、水は硬岩に浸透せずにそのまま川や湖に流れて「Soft Water (軟水)」ができます。しかし雨水が石灰岩などの軟岩に浸透すると、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが溜まり「Hard Water (硬水)」と呼ばれるものができます。

上記の理由から分かるように、硬水は軟水とは味が異なります。加熱すると硬水中のミネラル(カルシウムとマグネシウム)が水垢(Limescale)になることがあります。硬水をやかんで沸騰させると硬い白い粉が徐々に蓄積していくのが見えますが、これが水垢と言われるものです。硬水中のミネラルは有害ではなく、実際のところ健康に良いと言われる利点がいくつかあるようです。しかしこの水垢が入ったまま、やかん等を放置しておくことはお勧めできません。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/db/Waterboiler-internal.jpg

ケトルの中の水垢

水垢は長い時間をかけて洗濯機、食器洗浄機、その他水を使用する家庭用品に問題を引き起こす可能性があります。このためイギリス人の多くは水垢を除去するために特別な洗浄剤を使用する必要があるのです。

以下は、イギリスの硬水域と軟水域の地図を示したものです。

地図からわかるように南イングランドはイギリス全土で最も硬水が多い地域であり、これは南イングランドの基盤岩の大部分が石灰岩であることが原因です。またスコットランド、ウェールズ、北アイルランドは軟水です。通常、軟水の地域で育った人々は硬水が苦手のようです。

日本の水はほとんどが軟水のため、イギリスに来る際はスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの水が飲みやすいと感じるかもしれません。ちなみにロンドンの水道は硬水です。

イギリス人にとって最も大きな影響の一つに、硬水または軟水で作った紅茶の味の違いが挙げられます。硬水は味に大きな影響を与えるため、”Yorkshire Tea”などいくつかの有名な紅茶を販売する会社は硬水地域用に特別なタイプのティーバッグを製造しています。

今後もしイギリスで水道水を飲む機会があれば、イングランド南部と他の地域の水を比較してみてください。

 

 

Image Credit: Waterboiler-internal by Henna [CC BY-SA 1.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/1.0)]

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