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イギリスの歴史「中世盛期」 High Middle Ages 1066 – 1272 AD

イギリスの歴史「中世盛期」

イギリスの歴史で1066~1272年の時代は中世盛期として知られています。

ノルマンディーのウィリアムは1066年にイングランドの王となりましたが、北イングランドは数年後、彼に対し反発を起こします。ウィリアム王は1069年から1072年までの間、”the Harrying of the North”という運動によりこの反乱を激しく鎮圧しました。 北イングランドのアングロサクソン人はノルマン人のルールを受け入れなかったため、ウィリアム王は北イングランドに軍隊を進駐させて多くの町を焼いて略奪し、作物も破壊されてしまいました。この運動は非常に殺伐としたものであり、色々な歴史家によると約10万人が餓死したと言われています。その後、ウィリアム王の治世中に大きな反乱が起きることはありませんでした。

封建制度

その翌年、社会は急速に変化していきました。ウィリアム王はアングロサクソンの貴族の代わりにノルマンの貴族を自身の下に就けました。また、イギリスの色々な場所に多くの城を建て、領土を支配していきます。そして封建制度が導入され、これは王に対し忠誠を誓う貴族に土地を与えることを意味していました。貴族達は土地の一部を騎士に貸し、騎士は貴族を支援しました。そして騎士は労働と引き換えに農民に土地を貸します。王と貴族は大方がノルマン人でしたが、イングランドで騎士のほとんどはイングランド人のままでした。

仕事をする農民達

スコットランドとウェールズ

11世紀までにはスコットランドとウェールズはそれぞれ国として発展していきます。スコットランドは王によって支配され、ウェールズは様々な王子によって支配された王国の一群となっていました。

中世盛期の間、スコットランドとウェールズの両方がイングランドから分離していました。イングランドを征服した後、ノルマン人はウェールズを侵略し領土を手に入れます。ウェールズは彼らの領土に抵抗し、最終的にその領土の返還を要求したのでした。

ウィリアム王はスコットランドに侵入して支配するほどの強さがなく、またスコットランド王はイングランドの軍隊と戦うほど強くはありませんでした。スコットランド王は時々イングランド北部の町に侵入しましたが長い間拘束することができず、これはイングランドとスコットランドの間で何百年もの間に渡り、膠着状態が続いたことを意味していました。

フランスとの戦争

1154年ヘンリー2世が王となり、フランスとイングランドに土地を継承しました。彼の領土はフランスとイングランドにあり、とても大きかったため当時ヨーロッパで最も強力で裕福な支配者となっていました。ヘンリー2世に続く王達もまた、フランスでの領土拡大を続けていたため彼らはフランスへ戦いに行きました。何年にも渡り、イングランドの様々な王国がフランスで領土を失いました。最大の損失は1200~1204年の間にイングランドのジョン王がノルマンディーの領域をフランス王に奪われた時でした。これはチャンネル諸島とイングランドを除き、イングランド王がもはやイギリスの外に領土を持っていなかったことを意味しています。

黄色と緑はヘンリー2世の領域でした

ジョン王はフランスとの戦いを続けましたが失敗に終わります。長期戦であったために費用のかかる戦争であること、また多くの貴族は課税が高くジョン王に対し腹を立てていました。そして彼らは王の権力を制限し、法律に従うことを強制するよう望んでいました。貴族はロンドンに進軍し町を捕獲します。これによってジョン王は交渉を余儀なくされたのです。

マグナ・カルタ

Magna Carta (英語で‟Great Charter”を意味します)は、歴史上最も重要な文書の1つです。この文書は王の力を制限していましたが、今でもまだ残っている数々の重要な法的条項も含まれていました。マグナ・カルタの特に重要な項目の1つに、「裁判を受ける権利」があります。イングランドの貴族はこの文書を作成した後、1215年にジョン王と会い、彼は強制的に署名をさせられることとなります。その後ジョン王は1216年に亡くなり、息子のヘンリー3世が次の王となりました。マグナ・カルタは1217年、1225年、1297年に再発行、署名され14世紀までにイングランドの法律の一部となりました。アメリカの独立宣言はマグナ・カルタに基づいており、そして現在のイギリスの多くの権利もマグナ・カルタに基づいています。

ジョン王がマグナ・カルタに署名した時

1272年までに中世盛期は終わり、中世後期が始まります。

 

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