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イギリスのエイプリルフール 「April Fools’ Day」

エイプリルフールの由来と風習

4月1日はイギリスでは”April Fools’ Day” として知られています。エイプリルフールは特にヨーロッパの国々で祝われていますが、世界中の英語圏の国々でも風習があります。今日はエイプリルフールの由来と共に、イギリスにはどのような風習があるのかを見ていきたいと思います。

由来

元々、エイプリルフールがどこの国から来たのかははっきり分かっていません。歴史家の中には、イギリスが始まりだと言う人やフランスからだと言う人もいます。エイプリルフールがイギリスから来ていると言われる理由に、イギリスの有名な作家「ジェフリー・チョーサー」が「カンタベリー物語」という有名な文学を執筆したからではないかとも言われています。カンタベリー物語は1392年に執筆されたもので、24話の物語で構成されています。彼はその物語の1つで‟3月32日”について書いていますが、この日付は存在しないのでそもそもこれが冗談なのかもしれません。話の中で3月32日とは4月1日のことを表しており、その日に登場人物がキツネに騙されてしまうという物語です。しかし何人かの歴史家はこの日付が間違って印刷されていると指摘し、実際は3月32日ではなく3月の月末から32日後の5月2日を意味していると主張しています。

1508年にフランスのある詩人はフランス語で”Poore d’avril”という詩を書いていますが、これは 英語で”April of Fish”という意味があります。おそらくこれはエイプリルフールに言及していると言われています。しかし1686年にジョン・オーブリーと呼ばれる別のイギリス人作家が「Fooles holy day」という表現を書き下ろしたことにより、彼がエイプリルフールを表現したことが確かになったのです。

歴史上有名な面白いジョーク

何世紀にも渡ってエイプリルフールには多くの冗談がありました。1698年には「毎年開催されている、ロンドン塔でライオンを洗う行事が今年も行われる」という面白い嘘に騙された人が何人かいました。実際にロンドン塔にはライオンがいましたが、このようなことが行われたことはありません。この冗談は何年間か続けられ、繰り返されました。

1857年のエイプリルフールで、ライオンを洗うイベントの偽の入場チケット

イギリスのエイプリルフールの風習とは?

多くのイギリス人は友人や家族と互いに騙し合って楽しんでいます。大体が嘘の情報を伝え合います。騙す側が、冗談や嘘を言って相手をうまく騙した時には「April Fools’!」と叫びます。

伝統的なエイプリルフールの風習は4月1日の正午までで終わりですが、多くの人々は一日中騙し合って楽しんでいます。学校では多くの生徒や教師たちも嘘をつき、テレビ番組やラジオでは人々にいたずらを仕掛けます。1957年にBBCで行われた企画では、スイスの人々が木からスパゲティを収穫する方法を紹介するという番組が放送されました。これを見た多くの視聴者は嘘だと気づかず、スパゲティの植物についてもっと詳しく知りたいとBBCに問い合わせが殺到してしまいます。この翌日にBBCは、昨日の放送はエイプリルフールの冗談であると公表しなければならなりませんでした。

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しかしニュース番組などでの冗談は、時々視聴者を混乱させてしまうので注意が必要です。なので、このような番組では深刻でまじめな冗談はしません。

1984年にBBCは別のエイプリルフール番組を放送しました。「Grandstand」という有名なスポーツ番組では、プレゼンターがニュースを伝えている最中に後ろにいるスタッフ達が喧嘩をするという演出が始まります。

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つい最近の2008年には、BBCがペンギンに関する自然のドキュメンタリーを放送しました。この短いビデオクリップの中で紹介するペンギンの品種はとても独特であり、そのペンギンは空を飛ぶことができると説明しています。まるでペンギンが実際に空を飛べるのではないかと思わせるような内容になっているのでとても面白いです。

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騙したり騙されるのを嫌がる人もいますが、ほとんどのイギリス人はエイプリルフールの日を楽しんでいます。

 

 

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