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英語の歴史6 The History of English Chapter 6

 

Early Modern English

初期の近代英語とは、16世紀中頃から18世紀後半にかけて使用された英語の種類のことを言います。

ルネサンスとは14~16世紀の間にヨーロッパで起こった文化運動のことで、16世紀にはイングランドでこれが起こりました。そして、この間に起こった大きな2つの出来事が英語を永続的に変えていくこととなるのです。

シェイクスピア

ウィリアムシェイクスピアのおかげで、英語は世界で最も影響力のある言語の1つになったと言われています。シェイクスピアは約2000語の新しい英単語を作り、高く評価されました。”generous, laughable, monumental, luggage, secure, eyeball , excitement” などの言葉はすべてシェイクスピアによって考案されたものなのです。

彼の演劇作品は、英語が新しい時代に進化していくための力となっていました。シェイクスピアの作品ができる以前は多くの文法がまだ標準化されておらず、後に当時人気を集めていた彼の演劇作品の影響で文法が標準化していきました。さらに彼が亡くなって数百年後、多くの辞書作家がシェイクスピアの作品を元に仕事に取り組んでいたそうです。

しかし、一方で別の出来事が英語を根本的に変えることとなります。

欽定訳聖書(きんていやくせいしょ)

1600年代までは、イングランドの教会では英語が話されていましたが、キリスト教の教役者の間では英語ではなくラテン語が使われていました。そのため普通の人々は聖書を読んだり、理解することができなかったのです。しかし1604年、ジェームス1世が聖書の英訳を取り寄せたことにより事態は大きく変わりました。ジェームス1世は、人々が自身で聖書を読むことができたら大きな利点があるのではないかと考えたのです。

他の聖書の英訳は欽定訳聖書の前にもいくつかありましたが、欽定訳聖書が主なバージョンとして使われました。そして1611年にこの聖書の英訳が完成したのです。印刷技術を用いて、欽定訳聖書は最終的に最も影響力のあるバージョンとなりました。再び、これが識字能力を向上させると共にキリスト教のラテン語を英語に変換する手助けとなり、英語をさらに影響力のあるものにしていったのです。

限りない影響

約257個の一般的な英語の慣用句は、欽定訳聖書から来ていると言われています。”An eye for an eye”, “God forbid”, “Physician, heal thyself”, “Woe is me” などの慣用句や、その他の多くの新しい言葉は欽定訳聖書が由来となり、英単語は拡大していきました。

17世紀で英語は、国民に話されていただけではなく文学の言語となっていきました。

また17世紀の初めには、イングランド人が北米に移住し始めます。これにより、英語が他の国の人々によって話されるようになりました。

そして17世紀の終わりには、科学も英語に大きな影響を与えることとなります。

次回はこの続きを見ていきたいと思います。

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